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HAPPY

ウサギといえば。

私のウサギの思い出。それは、ペットとしてのミニウサギです。
ミニウサギを飼っていたのは私ではなく、近所の友達だったのですが、友達はある日ミニウサギをご両親から買い与えられました。今から約35年前(年がばれる・・)、まだ犬や猫も家の外で飼われており、ペットの健康などはとやかく言われていなかった時代です。

ミニウサギは、それはもう小さくて超可愛くて、毎日毎日いろんな子供が友達の家を訪ねました。ミニウサギからすると大き目の小屋(?)に入れられて、わらの上にチョコンと座っていたウサギは、いつもモグモグと口を動かしていたのが印象に残っています。ただ、可愛いけどにおいが強烈だったことと、おとなしいもののミニウサギと一緒に遊ぶということができなかったことから、次第に私たちの興味は薄れていきました。

何年かたって、ふとその友達にウサギについて訪ねたところ、今では小さかったウサギが大きくなってしまったと言いました。久しぶりに見に行くと、あの小屋いっぱいいっぱいの大きさになってしまったウサギが、相変わらずモグモグしていました。私はその時はとても同じウサギとは思えなくて、しばらく信じられませんでした。後になってミニウサギやミニブタが成長してしまうという話を聞き、やっと納得したほどです。ウサギは大きくなっても可愛いですが、小屋の檻をガリガリとかじる姿は、手を出すと噛みちぎられてしまいそうでした。

それから少したち、とうとうウサギが脱走したという話を聞きました。小屋の檻の部分は金物でできていたのですが、木でできていた部分をウサギが毎日ガリガリとかじり続け、とうとう穴があいたのだそうです。その頃ウサギは小さめのマルチーズやチワワくらいの大きさにはなっていたので、遠くまで行ってしまったのか、その後見つかることはありませんでした。当時は野犬もまだいたので、食べられてしまったのか、野ウサギとなって余生を送ったのか。ウサギの寿命自体あまり長いものではないそうで、近所ではもうどこかで死んでしまったのだろうと言われました。

話は変わりますが、のちに私はハムスターを飼いました。あのミニウサギと同じようなケージに入れましたが、小さいので走り回ることができ、決して檻をがりがり噛んだりしませんでした。もしかしたら、あのミニウサギは最初から脱走を計画していて根気よく檻をかじり続けたのではないでしょうか。今となってはもう確かめようがありませんが、あの大きな愛くるしいウサギの瞳に秘められた知能を感じるような気がしてなりません。鳴き声を出すこともなく小屋に閉じ込められていたウサギは、本当は広い場所で走ってみたかったことでしょう。念願かなって脱走したミニウサギは、その後自由でスリリングな毎日を送って天寿を全うしたと信じたいです。

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最終更新日:2017-03-11 11:28

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